優婆塞
うばそく
名詞
標準
upasaka (devout male lay follower of Buddhism)
文例 · 用例
現世利益だけが目的じゃなかった」 とほめて、優婆塞が行なふ道をしるべにて来ん世も深き契りたがふな とも言った。
— 夕顔 『源氏物語』 青空文庫
やつぱり山の中にかくれた優婆塞であるといふ氣が窕子達にもした。
— 田山花袋 『道綱の母』 青空文庫
我ハ是|役ノ優婆塞、肉身此処ニ埋ムト雖、霊魂宇宙ニ遍在スベシ、千年ノ後見出サン者、則チ我教法ノ使徒、 文字は鮮かにこう読まれた。
— 国枝史郎 『神州纐纈城』 青空文庫
その時、多くの世人から、光明優婆塞と名を呼ばれた、神彩|奕々たる大行者が、富士の裾野から世に下った。
— 国枝史郎 『神州纐纈城』 青空文庫
こうして五年のその間に、日本全国津々浦々を、光明優婆塞は巡錫した。
— 国枝史郎 『神州纐纈城』 青空文庫
しかるに多くの信者達は、この立派な石像を目して「役ノ行者ではあるけれど、同時に光明優婆塞でもある」と、こう挙って云うのであった。
— 国枝史郎 『神州纐纈城』 青空文庫
三 それと云うのも石像の顔が、光明優婆塞と酷似だからである。
— 国枝史郎 『神州纐纈城』 青空文庫
多くの信者達は、役ノ行者と光明優婆塞との、その二人の具象化として、この石像を尊んだ。
— 国枝史郎 『神州纐纈城』 青空文庫