下物
かぶつ異読 げぶつ
名詞
標準
side dish (to have with a drink)
文例 · 用例
樹明君から来信、私が酒を買ひ、君が下物を持つてくることになつた(酒代は、ありがたや、句集代を樹明君が保管してゐてくれたので、十分、十分、十分である)。
— 伊佐行乞 『行乞記』 青空文庫
敬治君が戻つてくる、樹明君が酒と下物とを持参した、やつぱり酒はうまい、二君がそれ/″\帰つた後で、自分で自分の酔態を笑つたことである。
— 伊佐行乞 『行乞記』 青空文庫
幸福な夕――昨日のおかげで、酒はあるし、下物もあるし、身心は安らかだし。
— 伊佐行乞 『行乞記』 青空文庫
午後、樹明来、そして敬坊来、酒は豊富、下物も豊富(野菜ばかりだが)、生ビールさへあつた、みんなほどよく酔うて、樹明君は九時頃帰宅、敬坊はとう/\泊つた。
— 山口 『行乞記』 青空文庫
樹明君が何だかいら/\してやつてきた、一応帰つてまたきた、酒と下物とを小者に持たせて。
— 仙崎 『行乞記』 青空文庫
酒も下物もすべてを樹明君が負担してくれた、いつもすまないと思ふが、さう思ふだけでどうにもならない。
— 仙崎 『行乞記』 青空文庫
酒は加茂鶴、下物は焼鮎、……身にあまる優遇で野衲いさゝか恐縮の体。
— 広島・尾道 『行乞記』 青空文庫
釣つた魚を下物にして、水上饗宴である、澄太さんは少しく、独壺(黙壺氏の誤記)さんも少しく、私は大に飲んだ。
— 広島・尾道 『行乞記』 青空文庫
作例 · 標準
「今夜はいい酒が入ったから、何か気の利いた下物を用意してくれ。」
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主菜の合間につまむ下物として、銀杏の塩煎りが出された。
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「おっ、この下物は酒が進む味付けだね。もう一合頼もうか。」
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