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黄熟

こうじゅく異読 おうじゅく
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
1
標準
ripening and turning yellow
文例 · 用例
北緯四十一度を越えても稲田の黄熟しているのに驚く。
寺田寅彦 札幌まで 青空文庫
雨を含んだ雲が時々遮るとはいへ、暑い日のもとに黄熟した麥が刈られた時畑はからりと成つて境木に植られてある卯木のびつしりと附いた白い花が其處にも此處にも目に立つて、俄に濶々としたことを感ずると共に支へるものが無くなる丈目に入る女の姿が殖えるのである。
長塚節 青空文庫
平野は悉く黄熟した水田で信濃川が竪に走つて其間に隱見する。
長塚節 彌彦山 青空文庫
その實、秋に入りても青く、黄熟せざるより青梅の名を帶び、終に移りて町の名となれりと聞く。
大町桂月 梅の吉野村 青空文庫
あそこは潮流の関係で、春の来ることが早く、伊勢あたりはまだやつと梅の花が散つた頃なのに、そこでは山桜が咲きみだれ、夏蜜柑が黄熟し、菜の花が黄く、蛙の声が到るところに湧くやうきこえた。
田山録弥 青空文庫
麦の黄熟したさま、里川のたぷたぷと新芽をたゝえて流れてゐるさま、杜の上に晴れやかに簇がり立つた雲のさま、すべて心を惹かないものはない。
田山録弥 大阪で 青空文庫
梨は一つずつ丁寧に二重の薄紙に包まれていたが、その紙をめくってみるとなかからは黄熟した肌の滑っこい、みずみずしい大粒の実が現われた。
薄田泣菫 艸木虫魚 青空文庫
六月にはいると、麦は黄熟して刈り取られ、胡瓜の茎短きに花をもち、水草のあるところには螢が闇を縫って飛んだ。
田山花袋 田舎教師 青空文庫
作例 · 標準
田んぼ一面が黄熟した稲穂に覆われ、収穫の時期が近づいている。
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大豆が黄熟し、葉が落ち始めた頃が枝豆としての収穫どきだ。
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秋風に揺れる黄熟の麦畑は、黄金の海のように美しい。
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