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響もす

ひびきもす
動詞
1
標準
文例 · 用例
フラム・フリスタ・スパシーチェリヤの金の円屋根はその窓からは見えず、したがって街の物音の反響もすくなかった。
宮本百合子 道標 青空文庫
「春日なる羽易の山ゆ佐保の内へ鳴き行くなるは誰喚子鳥」(巻十・一八二七)、「答へぬにな喚び響めそ喚子鳥佐保の山辺を上り下りに」(同・一八二八)、「卯の花もいまだ咲かねば霍公鳥佐保の山辺に来鳴き響もす」(巻八・一四七七)等があって、佐保には鳥の多かったことが分かる。
斎藤茂吉 万葉秀歌 青空文庫
なが胸を焦す早鐘、陰々と、とよもす音も、この夕、都会に打ちぬ。
上田敏 海潮音 青空文庫
なが胸を焦す早鐘、陰々と、とよもす音も、この夕、都會に打ちぬ。
上田敏 海潮音 青空文庫
わたしの視野をかすめて二羽、三羽と飛んだり、家のうしろのシロ松の枝にせわしなくとまったりする野鳩の飛びかけりは大気を鳴りとよもす。
WALDEN, OR LIFE IN THE WOODS 森の生活――ウォールデン―― 青空文庫
水分宮をくだりつゝ 見ゆ日限地蔵堂の 地獄変の額に立ち向ひ 親子の居しが、久しくて 去りぬ初瀬昭和十年 ――二十三首――琉球年深く 沖縄島に渡り来て、冬あたゝかき 日ごろを経たり冬空を しぐれ降りすぎて、島山の たちまちに照る 日のあたゝかきわたなかの島をとよもす 昼嵐。
折口春洋 鵠が音 青空文庫
もの狂ひの母を 離れて、よきさがに生ひたつ子らのいとゞ さびしきよき子らぞ、遊びとよもす。
折口春洋 鵠が音 青空文庫
二限わがなさん、  公 五時を補ひてんや、火をあらぬひのきづくりは、  神祝にどよもすべけれ。
宮沢賢治 文語詩稿 五十篇 青空文庫
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