屑米
くずまい
名詞
標準
文例 · 用例
手の平の幾粒かの屑米を見つめながら、駿介は考へ續けた。
— 島木健作 『生活の探求』 青空文庫
東京の食事に馴れてしまった勇は、ぽそぽその麦飯や、屑米の団子、へな餅など食べようとせず、痩せ細った身体がますます痩せて行くようなのだ。
— 犬田卯 『米』 青空文庫
それが一俵、他に屑米が一俵、それだけだった。
— 犬田卯 『米』 青空文庫
稗や蕎麦の粉や屑米を挽いたものを水で練って、大きな団子にして炉の火に打ち込んで焼く。
— 柳田国男 『木綿以前の事』 青空文庫
石の挽臼が弘く行われるまでは、麦類はかえって生粉には向かず、主としては屑米・砕け米等の飯にはならぬもの、次には蕎麦などが盛んに粉にはたかれていた。
— 柳田国男 『木綿以前の事』 青空文庫
もとは常の日は粳米より惡いものを食つて居たからで、それには屑米又粟、稗の類も算へられたことゝ思ふ。
— 柳田國男 『食料名彙』 青空文庫
家の經濟に應じて屑米雜穀の割合をきめ、かねて多量を調合して貯藏し置き、端から桝又は古椀の類を以て量り出す。
— 柳田國男 『食料名彙』 青空文庫
ユリゴ 屑米又は米の極めて粗惡なるものを、滋賀縣湖南地方などはユリゴと呼んで居る。
— 柳田國男 『食料名彙』 青空文庫