想夫
そうふ
名詞
標準
文例 · 用例
『想夫恋』だけはきまりが悪いかもしれませんがね。
— 常夏 『源氏物語』 青空文庫
この情趣に大将の心はいっそう惹かれて、より多くを望む思いから、琵琶を借りて想夫恋を弾き出した。
— 横笛 『源氏物語』 青空文庫
ただ琵琶の音に深く身にしむ思いを覚えてだけおいでになる宮へ、ことに出で言はぬを言ふにまさるとは人に恥ぢたる気色とぞ見る と大将が言った時、宮はただ想夫恋の末のほうだけを合わせてお弾きになった。
— 横笛 『源氏物語』 青空文庫
楽は何かときくと男思うて恋うとよむ想夫恋をひいて居られる。
— 宮本百合子訳 『「平家物語」ぬきほ(言文一致訳)』 青空文庫
暫く家の前に立ち止って耳を傾けると、何と、それは想夫恋の曲である。
— 第六巻 『現代語訳 平家物語』 青空文庫