夢見がち
ゆめみがち
形容動詞名詞
標準
(tendency of being) unrealistic
文例 · 用例
この句もやはり、そうした主観的郷愁の一咏嘆であるが、特に心の詩情を動かしやすく、ロマンチックで夢見がちな初夏の季節を、更衣の季題で捉えたところに、句の表現的意義が存するのである。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
いま私の※りに、十六の春を、自分の唇の色にも唆かされるやうな夢見がちな娘たちが居る。
— 長谷川時雨 『春』 青空文庫
今夜もまた縁なくしてとうとう会えなかったやさしい夢見がちな目の持ちぬしのおもかげを、心ひそかに物足らない思い出で私は追っていた。
— 正岡容 『艶色落語講談鑑賞』 青空文庫
かつて、彼の病的で夢見がちな友人の一人がそれを紙の上に描いて、眠りの昏き深淵の中でその記号が意味する幾つかを説明してくれたからだ。
— H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft 『チャールズ・デクスター・ウォードの事件』 青空文庫
貴方は間違いなく、その話をした人物は信じやすい私をからかっていたのだとか、仮にそんなアルプスの村民が実在するとしても、千里眼などではなく、好奇心に駆られた馬鹿相手に商売をしている山師なのだとか、あるいは話全体が夢見がちな私の脳が生み出したキメラに過ぎないとさえおっしゃりたいのでしょう。
— クリスマス・ストーリー 『千里眼の村』 青空文庫
そのためには夢見がちで無邪気、かつ教育のあるドノヴァン氏がうってつけだったのだ。
— J. S. レ・ファニュ J.S.Le Fanu 『ドラムガニョールの白い猫』 青空文庫
遠くまで一面雪に覆われた灰色に凍てつく朝、あるいは秋夕の憂鬱なる美観の中、あるいは冷たく冴え渡る月影の下、誠実なるダン・ドノヴァンのような夢見がちな精神がいかほど迷信を植付けられ、幻想を見たがる傾向を強めさせられただろうかと思ったものだった。
— J. S. レ・ファニュ J.S.Le Fanu 『ドラムガニョールの白い猫』 青空文庫
作例 · 標準
彼女は夢見がちな性格で、現実を見ようとしない。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
夢見がちな若者だった頃の自分を思い出す。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
もう少し現実的な目標を立てないと、夢見がちだと言われてしまうよ。
幻辭AI · gemini-2.5-flash