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に渡り

にわたり
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文例 · 用例
(明治四十年十一月十六日『東京朝日新聞』)         三十九      赤茄子の伝来 洋食に用いるトマトの来歴を調べた人の説によると、この植物は十六世紀の中頃に南米ペルーからスペインあるいはポルトガルに渡りそれから欧洲に拡がったものである。
寺田寅彦 話の種 青空文庫
紀州が小橋をかなたに渡りてより間もなく広辻に来かかりてあたりを見廻すものあり。
国木田独歩 源おじ 青空文庫
それほどに平凡な月並み、日並み、夜並みの市井の些事がカメラと映写機のレンズをくぐり録音器の機構を通過したというだけでどうして「評判の映画」となり、世界じゅうの常設館に渡り渡って人を呼ぶであろうか。
寺田寅彦 映画雑感(1) 青空文庫
女教師は直きやめてフランスに渡りソルボンヌ大学の社会学科を終えて帰って来た。
岡本かの子 智慧に埋れて 青空文庫
先づ、私が世界漫遊の目的で、横濱の港を出港した事から、はじめ米國に渡り、それより歐羅巴諸國を遍歴した次第。
押川春浪 海島冐檢奇譚 海底軍艦 青空文庫
……その小袖を年一度、七夕様だわね、鼓の調を渡して、小袖の土用干をなさる時ばかり、花ももみじも一時に、城も御殿も羨しくないとお思いなすった、その記念まで……箪笥はもうない、古葛籠の底から、……お墓の黒髪に枕させた、まあね……御経でも取出すように、頂いて、古着屋の手に渡りましたッて、お可哀相に。
――(前題――楊弓) ピストルの使い方 青空文庫
女づれの遊山旅に、桔梗一本折ればといって、駕籠を舁いだおじさんに渡りをつけねえじゃならなかったに、名物の外郎は、偶にゃ覚えた人があろか、清見寺の欄干から、韮山の虹を見たって、雲助を思い出す後生|願は一人もねえ。
泉鏡花 わか紫 青空文庫
夜が更けると、紅の星の流るゝやうに、町々の行燈、辻の萬燈、横町の提灯が、一つ消え、二つ消え、次第に暗く更くるまゝに、やゝ近き町、遠き辻に、近きは低く、遠きは高く、森あれば森に渡り、風あれば風に乘つて、小兒まじりの聲々が、わつしよい/\、わつしよい/\、わつしよ、わつしよ、わつしよ、――わつしよ。
泉鏡太郎 祭のこと 青空文庫
作例 · 標準
彼女は世界中に渡り活躍しているアーティストだ。
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そのプロジェクトは、複数部署に渡り協力を必要とした。
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この技術は、様々な分野に渡り応用が可能だ。
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