貢馬
くめ
名詞
標準
文例 · 用例
廿日、己卯、今日仰下されて云ふ、京進の貢馬のことは、其役人面々に、逸物三疋を以て、兼日用意せしめ、見参に入る可し、選び定むることは、御計ひ有る可きなりと云々。
— 太宰治 『右大臣実朝』 青空文庫
下総は延喜式で左馬寮御牧貢馬地として、信濃上野甲斐武蔵の下に在るやうに見えるが、兵部省諸国馬牛|牧式を見ると、高津牧、大結牧、本島牧、長州牧など、沢山な牧があつて、兵部省へ貢馬したものである。
— 幸田露伴 『平将門』 青空文庫
又貢馬・貢金の如きは、国土の貢たり。
— 喜田貞吉 『奥州における御館藤原氏』 青空文庫
これに対して秀衡ももはやこれを拒むに由なく、四月「請文」を送って、貢馬・貢金等はまず鎌倉に沙汰し進むべく、京都に伝進すべきの由承諾したことであった。
— 喜田貞吉 『奥州における御館藤原氏』 青空文庫
このたびの帰省は、新たに、右馬允に任官した歓びをこの老父に告げるためと、今春の御馬上せの貢馬を、東国の各地の牧に、下見するための公用の途次との事です。
— 吉川英治 『平の将門』 青空文庫