ほっかり
ほっかり
副詞副詞-と
標準
pleasantly (warm)
文例 · 用例
何処も彼処もぴかぴかと黒く光るなかへこればかりは新らしく容れられた縁の部厚な椹の風呂桶の生々しい肌の色が、白くほっかりと浮んで見えた。
— 岡本かの子 『かやの生立』 青空文庫
茶店の女は、目の前にほっかりと黒毛の駒が汗ばんで立ってるのを憚って、密と洋盃を齎らした。
— 泉鏡花 『黒百合』 青空文庫
ふっくりとも、ほっかりとも、細い毛へ一つずつ日光を吸込んで、おお、お前さんは飴で出来ているのではないかい、と言いたいほど、とろんとして、目を眠っている。
— 泉鏡花 『二、三羽――十二、三羽』 青空文庫
行灯の光がほっかりと膝の上にありました。
— 田中貢太郎 『薬指の曲り』 青空文庫
其処には切灯台の微紅い灯がほっかりと青い畳の上を照らしていたが、その灯の光に十五六に見える細長い顔をした女の童の銚子を持った姿をうつしだしていた。
— 田中貢太郎 『庭の怪』 青空文庫
そこにはほっかりした燈のある室があった。
— 田中貢太郎 『赤い土の壺』 青空文庫
赤味を帯びたほっかりしたその光は、燈の光より他の光ではないと思った。
— 田中貢太郎 『陳宝祠』 青空文庫
王は窓から窓を覗いて往ってみると、中から灯のほっかりと見えている小さな窓があった。
— 田中貢太郎 『蘇生』 青空文庫
作例 · 標準
春の陽気に包まれて、縁側に座っていると心までほっかりと温まってきた。
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湯気の立つ炊き立てのご飯を口に運ぶと、口の中にほっかりとした甘みが広がる。
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久しぶりに故郷の母の声を聞いて、寂しかった胸の奥がほっかりと解けた。
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標準
faintly
作例 · 標準
深い霧の向こう側に、民家の明かりがほっかりと浮かび上がって見えた。
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暗い夜道を歩いていると、遠くの方で街灯がほっかりと点っているのが分かった。
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雲の切れ間から、お月様がほっかりと顔を出して夜道を照らしてくれた。
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標準
suddenly
作例 · 標準
何かに取り憑かれたように悩んでいたが、ある瞬間、解決策がほっかりと浮かんだ。
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忙しい毎日の中で、今日だけは午後の予定がほっかりと空いてしまった。
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閉ざされていた心の扉が、彼女の優しい一言でほっかりと開いたような気がした。
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標準
accidentally
作例 · 標準
散歩の途中で、忘れていた幼い頃の記憶がほっかりと蘇ってきた。
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道端に咲いている名もなき花を見て、優しい気持ちがほっかりと芽生えた。
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雑踏の中で、昔の恋人の面影をほっかりと思い出して足を止めた。
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標準
(gaping) wide
作例 · 標準
古い靴下の先が破れて、親指がほっかりと顔を出している。
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地震の影響か、アスファルトの道路に大きな穴がほっかりと空いていた。
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抜歯した後の歯茎に、今まで歯があった場所がほっかりと凹んでいる。
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