馬鹿力
ばかぢから
名詞
標準
great physical power
文例 · 用例
危険々々、ほんの一機でこの石の通りになる処、馬鹿力の強い奴だ。
— 泉鏡花 『活人形』 青空文庫
隣人は女房を恐れる、長崎うまれの肥満女の息の臭い、馬鹿力のある、それでよく小娘のやうにかぢりつく、牛肉と昼寝の好きな飲酒家。
— 北原白秋 『東京景物詩及其他』 青空文庫
「マスチツフ」の躰格の立派なのや、「ブルドツク」の剛情で馬鹿力のあるのや、「アルパイン、スパニヱル」の大慈悲心に富んでるのは大和魂の俺達も殆んど我を折つておる。
— 内田魯庵 『犬物語』 青空文庫
執事や書生が三四人で抱き止めようとしたが、馬鹿力の強い彼は、後から抱き付こうとする男を、二三人も其処へ振り飛ばしながら、自動車に縋り付いて離れなかった。
— 菊池寛 『真珠夫人』 青空文庫
馬鹿力を出すので、どの小作だってかなわない。
— 小林多喜二 『不在地主』 青空文庫
で、この親と子の間に少なからざる活闘が演じられたが、重右衛門は体格が大きく、馬鹿力があつて、其上意地が非常に強く、酒を飲むと、殆ど親子の見さかひも無くなつて了ふものだから、流石の親達も終には呆れ返つてこんな子息の傍には居られぬ、と一年|許して、又長野へ出て行つた。
— 田山花袋 『重右衛門の最後』 青空文庫
執事や書生が三四人で抱き止めようとしたが、馬鹿力の強い彼は、後から抱き付かうとする男を、二三人も其処へ振り飛ばしながら、自動車に縋り付いて離れなかつた。
— 菊池寛 『真珠夫人』 青空文庫
そして彼らの馬鹿力の愛撫によって彼女たちの午後いっぱいの眠りがはじまるのです。
— Mrs. 7 and Mr. 23 『踊る地平線』 青空文庫
作例 · 標準
普段はひ弱な彼だが、火事場の馬鹿力で重い荷物を持ち上げた。
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彼は怒ると馬鹿力を発揮し、誰も止められない。
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こんな大きな岩を動かすなんて、いくら馬鹿力の持ち主でも無理だろう。
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