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野面

のづら
名詞
1
標準
(surface of) field
文例 · 用例
イラ痒い瞼、ひえびえとする野面の風にひえびえとしたみすぼらしい顔の中から、この遠近を嘆賞するもないもんだなぞ、云つては呉れるな人々よ、自然の与件は、何時でも生理のまゝに享受してゐる者でこそあれ、希望を持つて生きてゐるとも云へるので、其の他はすべて、謂はば野心で生きてゐるのだ。
――不真面目なわが心…… その一週間 青空文庫
さあれひんがし一つらの、     うこんざくらをせなにして、所長中佐は胸たかく、       野面はるかにのぞみゐる。
宮沢賢治 文語詩稿 五十篇 青空文庫
山よほのぼのひらめきて、    わびしき雲をふりはらへ、その雪尾根をかゞやかし、    野面のうれひを燃し了せ。
宮沢賢治 文語詩稿 一百篇 青空文庫
」 上人はちょっと句切って、「いや、お前様お手近じゃ、その明を掻き立ってもらいたい、暗いと怪しからぬ話じゃ、ここらから一番|野面で遣つけよう。
泉鏡花 高野聖 青空文庫
空よく晴れて一点の雲もなく、風あたたかに野面を吹けり。
泉鏡花 龍潭譚 青空文庫
堤は一段高く、此處に上れば廣々とした野面一面を見渡されるのである。
國木田獨歩 少年の悲哀 青空文庫
鳩が幾羽ともなく群をなして勢いこんで穀倉のほうから飛んできた、がフト柱を建てたように舞い昇ッて、さてパッといっせいに野面に散ッた――アア秋だ!
国木田独歩 武蔵野 青空文庫
」と無遠慮に喚いてぬいと出た、この野面を誰とかする。
泉鏡花 黒百合 青空文庫
作例 · 標準
冬の野面には、霜が降りて白く輝いていた。
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風が野面を駆け抜け、草木を揺らしている。
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広がる野面を見て、故郷を思い出した。
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2
標準
unworked surface of (quarried) stone
作例 · 標準
城壁には、野面のままの石が力強く積まれていた。
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この庭石は野面を生かした自然な風合いが魅力だ。
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野面を残した石垣は、素朴で美しい。
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