木曽路
きそじ
名詞
標準
Kiso valley section of the Nakasendo
文例 · 用例
それは怪霊雑記にある話で、幸若舞の家元になった幸若八郎と云うのが、京都へ登って往く途中、木曽路で出会った出来事であった。
— 田中貢太郎 『人面瘡物語』 青空文庫
そのころの汽車の時間は不定でしたし、乗客も無我夢中で運ばれて行くのでしたが、午後に名古屋を出た列車が木曽路へ入る頃にはもう暮れかかっていました。
— 岡本綺堂 『指輪一つ』 青空文庫
無論にその連れの男に疑いがかかって、警察の探偵が木曽路の方まで追い込んで来たのです。
— 岡本綺堂 『木曽の旅人』 青空文庫
村のはづれには「けんぽ梨」といふ木もあつて、高い枝の上に珊瑚珠のやうな實が生る時分には木曽路を通る旅人はめづらしさうに仰向いて見て行きましたが、その實も取れば食べられて甘い味がしました。
— 島崎藤村 『ふるさと』 青空文庫
丁度、お隣りで美濃の國の方から木曽路へ入らうとする旅人のためには、一番最初の入口のステエシヨンにあたつて居たのが馬籠驛です。
— 島崎藤村 『ふるさと』 青空文庫
父さんの幼少な時分には、昔のお大名が木曽路を通る時に泊まつたといふ古い部屋まで殘つて居ました。
— 島崎藤村 『ふるさと』 青空文庫
父さんが歩いて行く道を木曽路とも、木曾街道ともいふ道でした。
— 島崎藤村 『ふるさと』 青空文庫
父さんが東京へ出る時分には、鐵道のない頃ですから、是非とも木曽路を歩かなければ成りませんでした。
— 島崎藤村 『ふるさと』 青空文庫
作例 · 標準
学生時代に友人たちと木曽路を歩き、当時の旅人たちの気分を味わった。
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木曽路には、昔ながらの宿場町の面影を残す美しい風景が広がっている。
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夏の木曽路は新緑が眩しく、多くのハイカーで賑わう。
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