漂母
ひょうぼ
名詞
標準
文例 · 用例
玉|霰漂母が鍋を乱れうつ 漂母は洗濯|婆のことで、韓信が漂浪時代に食を乞うたという、支那の故事から引用している。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
それを故意に漂母と言ったのは、一つはユーモラスのためであるが、一つは暗にその長屋住いで、蕪村が平常世話になってる、隣家の女房を意味するのだろう。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
」「そういうなよ、漂母の餐だよ。
— 泉鏡花 『薄紅梅』 青空文庫
一飯漂母を徳とすと云う故事を孤堂先生から教わった事さえある。
— 夏目漱石 『虞美人草』 青空文庫
漂母が一飯の恵と雖一たび之を受ければ恩義を担うことになるからである。
— 永井荷風 『申訳』 青空文庫