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卸値

おろしね
名詞
1
標準
wholesale price
文例 · 用例
卸値で売っとくれや」 巳之助は村の雑貨屋へ、作った草鞋を買ってもらいによく行ったので、物には卸値と小売値があって、卸値は安いということを知っていた。
新美南吉 おじいさんのランプ 青空文庫
たとえば、村の雑貨屋は、巳之助の作った瓢箪型の草鞋を卸値の一銭五|厘で買いとって、人力曳たちに小売値の二銭五厘で売っていたのである。
新美南吉 おじいさんのランプ 青空文庫
卸値で売れって、そりゃ相手がランプを売る家なら卸値で売ってあげてもいいが、一人一人のお客に卸値で売るわけにはいかんな」「ランプ屋なら卸値で売ってくれるだのイ?
新美南吉 おじいさんのランプ 青空文庫
卸値で売ってくれ」 店の人はランプを持ったまま笑い出した。
新美南吉 おじいさんのランプ 青空文庫
な、だから頼むに、今日は一つだけンど卸値で売ってくれや。
新美南吉 おじいさんのランプ 青空文庫
こんど来るときゃ、たくさん、いっぺんに買うで」 店の人ははじめ笑っていたが、巳之助の真剣なようすに動かされて、いろいろ巳之助の身の上をきいたうえ、「よし、そんなら卸値でこいつを売ってやろう。
新美南吉 おじいさんのランプ 青空文庫
ほんとは卸値でもこのランプは十五銭じゃ売れないけど、おめえの熱心なのに感心した。
新美南吉 おじいさんのランプ 青空文庫
しかも、すべて卓効疑いのない請合薬で、卸値は四掛けゆえ十円売って六円の儲けがある。
織田作之助 勧善懲悪 青空文庫