もんどり打つ
もんどりうつ
Godan verb with 'tsu' ending
標準
to turn a somersault
文例 · 用例
一夜あけたら、もんどり打つて、おのれを異國人あつかひにしてしまつたこの十年來の友が憎かつた。
— 太宰治 『道化の華』 青空文庫
早出の蚊を食おうとぬるい水にもんどり打つ池の真鯉――なやましく藹たけき六月の夕だ。
— 岡本かの子 『汗』 青空文庫
里の言葉を知らぬ身も、戀には女賢うして、袖に袂に蔽ひしが、月日經つまゝ、鶴はさすがに年の功、己が頭の色や添ふ、女の乳の色づきけるに、總毛を振つて仰天し、遍く木の葉を掻搜して、男の裾を見出ししかば、ものをも言はず一嘴、引咬へて撥ね飛ばせば、美少年はもんどり打つて、天上に舞上り、雲雀の姿もなかりしとぞ。
— 泉鏡花 『妙齡』 青空文庫
早出の蚊を食はうとぬるい水にもんどり打つ池の真鯉――なやましく※たけき六月の夕だ。
— 岡本かの子 『汗』 青空文庫
そして私達の腕先が襟首のあたりに懸つたかと思ふと、悲鳴を挙げて宙高くもんどり打つ赤鬼もあれば、断末魔の唸りを挙げて虚空をつかむ青鬼達が、「助けて呉れ/\!
— 牧野信一 『武者窓日記』 青空文庫
それと一処に一瞬の時も移さず宙を飛んで奴等はパツと飛び散つた、かと思ふと、てんでんに吾先きにと、或者は障子を突き抜き、或者は上りがまちからもんどり打つて転げ落ち、扉を蹴破り、一陣の突風を巻き起しながら風を喰つて一目散に逃走した。
— 牧野信一 『バラルダ物語』 青空文庫
がつくりと片羽が折れたやうになつた大鶴は、そのままもんどり打つて投げつけられたやうに下に落ちて来たが、地べたからすれすれのところで巧に立ち直つたかと思ふと、急にまた元気よく傷つけられた片羽をばたばたさせながら、西南の方角をさして落ちのびて往つた。
— 薄田泣菫 『独楽園』 青空文庫
と彼が叫ぶのと殆ど同時に、彼女は途中で足を滑らしながら、彼の足許へもんどり打つて落ちてきた。
— 堀辰雄 『恢復期』 青空文庫
作例 · 標準
酔っ払いが、ふらつきながらもんどり打って転んだ。
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彼は、勢い余って階段から落ち、もんどり打った。
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「危ない!壁にぶつかる前に、もんどり打ってかわすんだ!」
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