差配人
さはいにん
名詞
標準
land agent
文例 · 用例
竜池は子之助を拉して帰り、幸町の持地面に置いてある差配人佐兵衛に預けた。
— 森鴎外 『細木香以』 青空文庫
この地方の建物の差配人は、チューリントン廃院のことについては、何も語ってはくれず、私にポール遊園地の、よく知られている、組合管理所を教えてくれた。
— コナン・ドイル 『自転車嬢の危難』 青空文庫
その者は家に帰り、君はその者の正体をつき止めようとして、ロンドンの、貸家の差配人のところに来る、――」「じゃ僕は、どうすればよかったのだね?
— コナン・ドイル 『自転車嬢の危難』 青空文庫
当節は不景気ですから、いくらも床店の売もの、貸家はあるにゃありますが、値が張ったり、床屋に貸しておくほどの差配人、奴の身上を知っていて断ったりで、とうとう山の手へお鉢をまわすと、近所迷惑。
— 泉鏡花 『式部小路』 青空文庫
」「何か剃刀の失せるに就いてか、」「つい四五日前、町内の差配人さんが、前の溝川の橋を渡って、蔀を下した薄暗い店さきへ、顔を出さしったわ。
— 泉鏡花 『註文帳』 青空文庫
尤も時たま耳にした人の噂によれば、なんでもこの秋森家の主人というのはもう六十を越した老人で、家族と云えばこの老主人とまだ独身でいる二人の息子との三人で、これに中年の差配人とその妻の家政婦、並びに一二名の女中を加えたものがこの宏い屋敷の中で暮しているということだった。
— 大阪圭吉 『石塀幽霊』 青空文庫
「私は、この秋森の差配人で、戸川弥市って者です」 けれどもすぐに石塀を折曲って秋森家の門前が見えると、二人はそのまま黙って馳け続けた。
— 大阪圭吉 『石塀幽霊』 青空文庫
勿論雄太郎君も戸川差配人も、すぐに蜂須賀巡査の意中を悟って大きく頷いた。
— 大阪圭吉 『石塀幽霊』 青空文庫
作例 · 標準
村の差配人が、収穫の時期に合わせて小作人たちに指示を出した。
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彼はかつて、広大な土地を持つ資産家の差配人として働いていた。
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差配人は、地主と農民の間に立って、土地の管理や年貢の徴収にあたった。
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