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霜枯れ

しもがれ
名詞
1
標準
nipped by frost
文例 · 用例
霜枯れのトマトの気根〕宮沢賢治霜枯れのトマトの気根その熟れぬ青き実をとり手に裂かばさびしきにほひほのぼのとそらにのぼりて翔け行くは二価アルコホール落ちくるは黒雲のひら
宮沢賢治 〔霜枯れのトマトの気根〕 青空文庫
「侘び」とは蕪村の詩境において、寂しく霜枯れた心の底に、楽しく暖かい炉辺の家郷――母の懐袍――を恋いするこの詩情であった。
萩原朔太郎 郷愁の詩人 与謝蕪村 青空文庫
それ故にまた蕪村は、冬の蕭条たる木枯の中で、孤独に寄り合う村落を見て木枯や何に世渡る家五軒 と、霜枯れた風致の中に、同じ人生の暖かさ懐かしさを、沁々いとしんで咏むのであった。
萩原朔太郎 郷愁の詩人 与謝蕪村 青空文庫
それは薄曇りの風の弱い冬日であったが、高知市の北から東へかけての一面の稲田は短い刈株を残したままに干上がって、しかもまだ御形も芽を出さず、落寞として霜枯れた冬田の上にはうすら寒い微風が少しの弛張もなく流れていた。
寺田寅彦 鴫突き 青空文庫
牧牛会社の前までくると日が入りかかって、川端の榎の霜枯れの色が実に美しい。
寺田寅彦 高知がえり 青空文庫
夕焼けの雲の色、霜枯れの野の色を見ては、どうしたらあんな色が出来るだろうと、それが一つの胸を轟かすような望みであった。
寺田寅彦 枯菊の影 青空文庫
航空気象観測所と無線電信局とがまだ霜枯れの山上に相対立して航空時代の関守の役をつとめている。
寺田寅彦 箱根熱海バス紀行 青空文庫
私達は、この突然の闖入者の濃い髯でかくれた、中年の苦悩に刻まれた古銅色の顔、霜枯れた衣服の下で凍った靴に、死人のような膚が覗いているのを見た。
吉行エイスケ バルザックの寝巻姿 青空文庫
作例 · 標準
霜枯れの野原には人影もなく、北風だけが虚しく吹き抜けていく。
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霜枯れですっかり茶色くなった庭を、春に備えて整理することにした。
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かつては賑わっていた商店街も、今は霜枯れの様相を呈している。
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