オールドミス
オールドミス異読 オールド・ミス
名詞
標準
old maid
文例 · 用例
公爵のシャトーの中のかび臭い陰気な雰囲気を描くためにいろいろな道具が使われているうちに、姫君の伯母三人のオールドミスが姫君の病気|平癒を祈る場面がある。
— 寺田寅彦 『音楽的映画としての「ラヴ・ミ・トゥナイト」』 青空文庫
いつものオールドミスのようなかっこうではなく、ぴったりしたウグイス色のタートルネックに、ベージュのスカートというのも、慶一を困惑させる。
— 第2章 メリーゴーラウンド、1967年 『45回転の夏』 青空文庫
もう、二十六にもなると、父も母も何も云はなくなり、勝手にしたらいいだらうと云つた調子で、中學生まで時々オールドミスと姉をからかつたりする時があつた。
— 林芙美子 『婚期』 青空文庫
オールドミスの職業婦人は特別な天才や、宗教的、事業的献身の場合のほかは見るも淋しく、惨めである。
— 倉田百三 『婦人と職業』 青空文庫
窮乏せる結婚生活が恋愛の墓場であるにしても、オールドミスの孤独地獄よりはなおまさっている。
— 倉田百三 『婦人と職業』 青空文庫
商売女とは言はないが、まあ、それに近い、外国人にフランス語を数へるといふ名目で、手頃なアミを物色してゐるオールドミスさ。
— 岸田國士 『ある夫婦の歴史』 青空文庫
この人は、やせて黄色い顔をしたオールドミスで、いろいろとあたりをながめまわし、お昼の食事をごちそうになりたいといいました。
— LITTLE WOMEN 『若草物語』 青空文庫
しかしまた彼のことにすると、底意地の悪い、オールドミス揃いの奥女中たちに睨まれては大変と思ったからだろう、さっそく走り使いの男を呼び寄せると、お国訛りもものものしく、「コレコレ急いで鉄漿の落ちん粉を買ってまいれ!
— 正岡容 『艶色落語講談鑑賞』 青空文庫