目の玉
めのたま
表現名詞
標準
eyeball
文例 · 用例
腿立を挙げる智慧も無かったと見えて袴を穿いたままのろのろと歩いていって、其儘上りこんで往ったものだから、代稽古の男に馬鹿々々、馬鹿々々と立続けに目の玉の飛び出るほど叱られた。
— 幸田露伴 『少年時代』 青空文庫
てんでんが芋※の葉を捩ぎりまして、目の玉二つ、口一つ、穴を三つ開けたのを、ぬっぺりと、こう顔へ被ったものでござります。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
艫へ這上りそうな形よ、それで片っぺら燃えのびて、おらが持っている艪をつかまえそうにした時、おらが手は爪の色まで黄色くなって、目の玉もやっぱりその色に染まるだがね。
— 泉鏡花 『海異記』 青空文庫
然るに今は此歌稀々になりて、更にまた奇異なる謠は、屋敷田畝に光る物ア何ぢや、 蟲か、螢か、螢の蟲か、 蟲でないのぢや、目の玉ぢや。
— 泉鏡太郎 『蛇くひ』 青空文庫
私は、その翌年の春、大学を卒業する筈になっていたのだが、試験には一つも出席せず、卒業論文も提出せず、てんで卒業の見込みの無い事が、田舎の長兄に見破られ、神田の、兄の定宿に呼びつけられて、それこそ目の玉が飛び出る程に激しく叱られていたのである。
— 太宰治 『一燈』 青空文庫
その待女郎の目が、一つ、黄色に照って、縦にきらきらと天井の暗さに光る、と見つつ、且つその俎の女の正体をお誓に言うのに、一度、気を取られて、見直した時、ふと、もうその目の玉の縦に切れたのが消えていた。
— 泉鏡花 『神鷺之巻』 青空文庫
王はどんどん土をかけられて、腰までお埋められになったとき両方のお目の玉が飛び出して、それなり死んでおしまいになりました。
— 鈴木三重吉 『古事記物語』 青空文庫
私はもうしゃべりませんから……」 私たちの若い同行者は、目の玉をクルリと廻して私を見た。
— コナンドイル Arthur Conan Doyle 『株式仲買店々員』 青空文庫
作例 · 標準
あまりの驚きに、目の玉が飛び出しそうな顔をしてその場に立ち尽くしてしまった。
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目の玉をきょろきょろと動かしながら、彼は誰にも見つからないよう慎重に部屋を抜け出した。
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強い日差しを浴びすぎて目の玉が熱く感じたので、冷たいタオルでしばらく冷やした。
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