中軍
ちゅうぐん
名詞
標準
centrally placed troops (usu. under general's direct command)
文例 · 用例
大寧より還りて会州に至り、五軍を立てゝ、張玉を中軍に、朱能を左軍に、李彬を右軍に、徐忠を前軍に、降将|房寛を後軍に将たらしめ、漸く南下して京軍と相対したり。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
夜、燕王、張玉を中軍に、朱能を左軍に、陳亨を右軍に、丘福を騎兵に将とし、馬歩十余万、黎明に畢く河を渡る。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
肥前名護屋に在って太閤に侍して居た頃、太閤が朝鮮陣の思うようにならぬを悦ばずして、我みずから中軍を率い、前田利家を右軍、蒲生氏郷を左軍にして渡海しようと云った時、氏郷が大に悦んで、人生は草葉の露、願わくは思うさま働きて、と云ったことは名高い談である。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
不死鳥の如き空中軍艦が空に群れて、その下にあらゆる都府が毀たれん!
— 石川啄木 『詩』 青空文庫
元春自身槍をとって、奮戦していると、弘中軍の武将|青景波多野等、滝町の横町、柳小路から吉川勢を横撃した。
— 菊池寛 『厳島合戦』 青空文庫
和泉感動して、ついに前軍と中軍と入れ代った。
— 菊池寛 『碧蹄館の戦』 青空文庫
総大将四郎時貞は相津玄察、下津浦の次兵衛と共に二百の麾下を従えて中軍に在った。
— 菊池寛 『島原の乱』 青空文庫
信綱、氏鉄並に、板倉重矩等は中軍を形造り軍目付馬場利重を熊本勢へ、同牧野|成純を柳川、久留米、島倉の営へ、榊原|職允を佐賀の陣へ、林勝正を福岡唐津の軍へ、夫々遣わして、本営との連絡を厳重にした。
— 菊池寛 『島原の乱』 青空文庫
作例 · 標準
戦国時代の合戦では、中軍が全体の指揮を執ることが多かった。
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敵は中軍の突破を試みたが、堅固な守りに阻まれた。
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大将は中軍の兵士たちに檄を飛ばし、士気を鼓舞した。
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