揚羽
あげは異読 アゲハ
名詞
標準
swallowtail butterfly (esp. the citrus swallowtail butterfly, Papilio xuthus)
文例 · 用例
紅立羽、烏羽揚羽、黄と白の名からして、おつにん蝶、就中、(小紫)などといふのが周囲についてゐますから、一寸山から出さうにもありませんな。
— 泉鏡太郎 『十和田湖』 青空文庫
……が、また飜って颯と揚羽。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
」 と籠を開ける、と飜然と來た、が、此は純白雪の如きが、嬉しさに、颯と揚羽の、羽裏の色は淡く黄に、嘴は珊瑚の薄紅。
— 泉鏡太郎 『印度更紗』 青空文庫
」 耳もとで囁き、大きい黒揚羽の蝶が、ひたと、高須の全身をおおい隠し、そのまま、すっと入口からさらっていって、廊下の隅まで、ものも言わず、とっとと押しかえして、「まあ。
— 太宰治 『火の鳥』 青空文庫
」 耳もとで囁き、大きい黒揚羽の蝶が、ひたと、高須の全身をおほひ隠し、そのまま、すつと入口からさらつていつて、廊下の隅まで、ものも言はず、とつとと押しかへして、「まあ。
— 太宰治 『火の鳥』 青空文庫
…… 袂が中に、袖口をすんなり、白羽二重の裏が生々と、女の膚を包んだようで、被た人がらも思われる、裏が通って、揚羽の蝶の紋がちらちらと羽を動かすように見えました。
— 泉鏡花 『唄立山心中一曲』 青空文庫
確に紫の袖の紋も、揚羽の蝶と覚えている。
— 泉鏡花 『唄立山心中一曲』 青空文庫
……袖を切ったと言う三年前の婚礼の日の曠衣裳を、そのままで、一方紫の袖の紋の揚羽の蝶は、革鞄に留まった友を慕って、火先にひらひらと揺れました。
— 泉鏡花 『唄立山心中一曲』 青空文庫
作例 · 標準
揚羽の例文