銭袋
ぜにぶくろ
名詞
標準
coin purse
文例 · 用例
貸してやると、その金で仁丹の五十銭袋を買うたらしい。
— 織田作之助 『中毒』 青空文庫
「さあ、舟が着きました、あがりましょう」 許宣は腰につけた銭袋から幾等かの銭を執って舟の上に置いた。
— 雷峯怪蹟 『蛇性の婬』 青空文庫
「さあ舟が著きました、あがりましょう」 許宣は腰につけた銭袋からいくらかの銭を取って舟の上に置いた。
— 田中貢太郎 『雷峯塔物語』 青空文庫
僕は、もう飲まずには眠れぬ――と呟いで、ふところのうこんの銭袋を探つた時、さつき、赧つ面の、のつぺらぼうの玄関先で、銀貨や銅貨が莫迦に手応へおもしろく飛び散つてゐたことに気づいた。
— 牧野信一 『ベツコウ蜂』 青空文庫
私達は賽銭袋を首にぶらさげて、手に手をとつて太鼓の音のする方へ駆け出すであらう。
— 牧野信一 『バラルダ物語』 青空文庫
その途端、何と思ったか、けったいな野郎は、背中のしこたま重い銭袋を、米友の頭から投げつけて置いて、自分は一散飛びに飛んで横丁の竹藪の中へ飛び込んでしまいました。
— 椰子林の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
功兵衛は銭袋から幾らかの銭を取り出し、乞食の手に渡してやると、なにも云わずにその場を去った。
— 山本周五郎 『醜聞』 青空文庫
作例 · 標準
子供の頃、お小遣いを銭袋に入れて大切に持ち歩いていた。
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落語家が噺の中で、昔の人が使っていた銭袋の話をした。
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この革製の銭袋は、使い込むほどに味が出てくる。
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