巨花
きょか
名詞
標準
文例 · 用例
水中巨花 やがて、またしても、海面が波立って、水底からスーッと白いものが浮き上がってくるのが見えた。
— 江戸川乱歩 『影男』 青空文庫
それはどんな植物の本でも、一度も見たことのないような、ぶきみにも美しい桃色の巨花であった。
— 江戸川乱歩 『影男』 青空文庫
いずれはこれも人工のものにちがいないのだが、美女の巨花を背景に、青黒い水中を、うろこをにぶい銀色に光らせて、ヘビがくねくねと身をよじらせながら横切っていく光景は、やはり胸おどる妖異であった。
— 江戸川乱歩 『影男』 青空文庫