跨がる
またがる
動詞
標準
文例 · 用例
日本で一番名高いのは「越の白山」と古歌に詠まれた加賀(飛騨にも跨がる)白山(二六八七|米突)である。
— 小島烏水 『高山の雪』 青空文庫
騎兵を主力とする匈奴に向かって、一隊の騎馬兵をも連れずに歩兵ばかり(馬に跨がる者は、陵とその幕僚数人にすぎなかった、)で奥地深く侵入することからして、無謀の極みというほかはない。
— 中島敦 『李陵』 青空文庫
カブア家はヤルートとアイリンラプラプとの兩地方に跨がる古い豪家で、マーシャル古譚詩の中には屡※出て來る名前ださうである。
— ――ミクロネシヤ巡島記抄―― 『環礁』 青空文庫
カブア家はヤルートとアイリンラプラプとの両地方に跨がる古い豪家で、マーシャル古譚詩の中にはしばしば出て来る名前だそうである。
— ――ミクロネシヤ巡島記抄―― 『環礁』 青空文庫
そのうち段々手紙の遣り取りが疎遠になつて、月に二遍が、一遍になり、一遍が又|二月、三月に跨がる様に間を置いて来ると、今度は手紙を書かない方が、却つて不安になつて、何の意味もないのに、只この感じを駆逐する為に封筒の糊を湿す事があつた。
— 夏目漱石 『それから』 青空文庫
そのうち段々手紙の遣り取りが疎遠になって、月に二遍が、一遍になり、一遍が又二月、三月に跨がる様に間を置いて来ると、今度は手紙を書かない方が、却って不安になって、何の意味もないのに、只この感じを駆逐する為に封筒の糊を湿す事があった。
— 夏目漱石 『それから』 青空文庫
悲劇の偉大なる勢力を味わわしめて、三世に跨がる業を根柢から洗わんがためである。
— 夏目漱石 『虞美人草』 青空文庫
「四つ足も呪われたか」とウィリアムは我とはなしに鬣を握りてひらりと高き脊に跨がる。
— 夏目漱石 『幻影の盾』 青空文庫