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脈々

みゃくみゃく
形容詞-たる副詞-と
1
標準
continuous
文例 · 用例
その数々の線の一つずつには、線の両端に居る人間の過去現在未来の喜怒哀楽、義理人情の電流が脈々と流れている。
寺田寅彦 年賀状 青空文庫
是等の歌から受ける興味の程量は読者の嗜好に依て相違のあるべきは勿論であるが、兎に角生命の脈々たる歌であるのだ。
伊藤左千夫 歌の潤い 青空文庫
長く響いた気笛が森林に反響して脈々として遠く消え去せた時、寂然として言ふ可からざる静さに此孤島は還つた。
國木田独歩 空知川の岸辺 青空文庫
自分は尺八のことにはまるで素人であるから、彼が吹くその曲の善し悪し、彼の技の巧拙はわからないけれども、心をこめて吹くその音色の脈々としてわれに迫る時、われ知らず凄動したのである。
国木田独歩 女難 青空文庫
……榎は榎、大楠、老樫、森々と暗く聳えて、瑠璃、瑪瑙の盤、また薬研が幾つも並んだように、蟠った樹の根の脈々、巌の底、青い小石一つの、その下からも、むくむくとも噴出さず、ちろちろちろちろと銀の鈴の舞うように湧いています。
泉鏡花 半島一奇抄 青空文庫
何心なく、端を、キリ/\と、手許へ、絞ると、蜘蛛の巣のかはりに幻の綾を織つて、脈々として、顏を撫でたのは、薔薇か菫かと思ふ、いや、それよりも、唯今思へば、先刻の花の匂です、何とも言へない、甘い、媚いた薫が、芬と薫つた。
泉鏡太郎 人魚の祠 青空文庫
いよいよ差迫った奇岩怪石の層層層、荒削りの絶壁がまたこれらに脈々と連なりそびえて、見る目も凄い急流となる。
北原白秋 木曾川 青空文庫
「あれが青崖」 眼を遮るは濃青の脈々たる岩壁である。
北原白秋 木曾川 青空文庫
作例 · 標準
職人の技術が、師匠から弟子へと脈々と受け継がれていく。
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この土地には、古くからの伝統行事が脈々と息づいている。
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先祖代々の血筋が、私たちの世代まで脈々と続いている。
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