極洋
きょくよう
名詞
標準
polar seas
文例 · 用例
春の初め、北極洋の氷帯に罅が入って、島のような大きな氷原が、その氷の大陸を離れて南へ泳ぎ出す。
— 牧逸馬 『運命のSOS』 青空文庫
これぞ、極洋の狼、孤独の海狼と――なんだか睨みかえしたくなる厭アな感じが、ふとこの数日来折竹に絡わりついている、ある一つの異様な出来事を思いださせたのである。
— 遊魂境 『人外魔境』 青空文庫
極洋――そこにルチアノ一味がなにを目指している またそれがあの手紙の主とどんな関係にあるのだろう※ と思うと、イースト・サイドの貧乏窟でせっかくの秘密をいだきながら、ギャングの圧迫のためうち顫えている、一人の可憐な乙女が想像されてくる。
— 遊魂境 『人外魔境』 青空文庫
いろいろ、ご都合もあろうし、駈け違ったことと思っていましたが」 と、やがてあの不思議な手紙を折竹に出したについての、極洋に横たわるという知られない国の話をしはじめた。
— 遊魂境 『人外魔境』 青空文庫
ところが、まもなく一隻を自費でつくりあげ、一九三三年には極洋へむかいました。
— 遊魂境 『人外魔境』 青空文庫
きっと舵のコントロウルを失って、遠く南極洋へ彷徨い出たのだろう。
— 牧逸馬 『沈黙の水平線』 青空文庫
ところが最近、極洋捕鯨会社の秘書課長村田光敬氏から「君、鯨捕りを見物に行かないか」 と、誘われた。
— 佐藤垢石 『鯨を釣る』 青空文庫
「鮎川の町民にとっては、この匂いは香水以上なんですよ」「なるほど――鯨からとれる龍涎香は香水のもとだといいますからね」 それから、鮎川港に臨んだ極洋捕鯨会社の作業所へ案内してくれた。
— 佐藤垢石 『鯨を釣る』 青空文庫
作例 · 標準
「極洋」の調査船は、未知の深海生物を探査するために派遣された。
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捕鯨船は、かつて「極洋」で多くのクジラを獲っていた。
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「極洋」の氷山が溶け出し、海面上昇への懸念が高まっている。
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その地域に生息するペンギンは、「極洋」の厳しい環境に適応している。
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