顕象
けんしょう
名詞
標準
文例 · 用例
アラビア人マスージー等の書に見る海蛇(『聖書』の竜と同根)は、その記載旋風が海水を捲き上ぐる顕象たる事明白で、それをわが国でも竜巻といい、八雲立の立つ同様下から立ち上るから竜をタツと訓み、すなわち旋風や竜巻を竜といったと誰かから聞いた。
— 田原藤太竜宮入りの話 『十二支考』 青空文庫
客観的に内部の生命の百般の顕象を観察する者なり。
— 北村透谷 『内部生命論』 青空文庫
主観的に内部の生命の百般の顕象を観察すべき者なり。
— 北村透谷 『内部生命論』 青空文庫
そして霹靂の歩みをして、極まつた軌道を行く処まで行く』などとあるのは、ただの天然顕象として取扱つてゐないが、宗達画風のああいふ形態ではない。
— 斎藤茂吉 『雷談義』 青空文庫