混芽
こんが
名詞
標準
mixed bud
文例 · 用例
吹雪の呻りとベルの音とが、妙に淋しくこんがらかって、流れて行った。
— 葉山嘉樹 『坑夫の子』 青空文庫
電線がかたまりこんがらがって道を塞ぎ焼けた電車の骸骨が立往生していた。
— 寺田寅彦 『震災日記より』 青空文庫
地面の底のくらやみに、うらうら草の茎が萌えそめ、鼠の巣が萌えそめ、巣にこんがらかつてゐる、かずしれぬ髪の毛がふるえ出し、冬至のころの、さびしい病気の地面から、ほそい青竹の根が生えそめ、生えそめ、それがじつにあはれふかくみえ、けぶれるごとくに視え、じつに、じつに、あはれふかげに視え。
— 萩原朔太郎 『月に吠える』 青空文庫
顛覆した列車の窓からとび出た時の、石のような雪の感触や、パルチザンの小銃とこんがらがった、メリケン兵のピストルの轟然たる音響が、まだ彼の鼓膜にひゞいていた。
— 黒島傳治 『氷河』 青空文庫
……宜しい、鬼を食つ了ひなさい、と景気をつけて、肥つた奴を、こんがりと南京の中皿へ装込むだのを、私が気をつけて、大事に※つて、箸で哺めたんですが、みでは豈夫と思ふんです。
— 泉鏡太郎 『続銀鼎』 青空文庫
実際感情を害することもあれば、用事がひどくこんがらかって、おしまひはいくら禿鷲コルドンさまのご裁判でも、解けないやうになるのだったと申します。
— 宮沢賢治 『林の底』 青空文庫
余っ程こんがらかって出来て居やあがる。
— 有島武郎 『かんかん虫』 青空文庫
よく誰でも「どうも考えがこんがらがってしようがない」とか、「気持ちが流れないで鬱屈する」とか言います。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
作例 · 標準
植物の混芽からは、葉と花の両方が発達する。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
桃の木に現れる混芽は、春には美しい花を咲かせ、夏には実をつける準備をする。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
専門家は、混芽の数を数えることで、来年の収穫量を予測した。
幻辭AI · gemini-2.5-flash