一列
いちれつ
名詞動詞-サ変
標準
(a) row
文例 · 用例
疾走れるものを見るなかれ、いまともがらは一列に、手に手に銀の鈴ふりて、雪ふる空に鳥を薫じ、涙ぐましき夕餐とはなる。
— 萩原朔太郎 『巡禮紀行』 青空文庫
〔卑屈の友らをいきどほろしく〕宮沢賢治卑屈の友らをいきどほろしく粘土地二片をはしりてよぎり崖にて青草黄金なるを知りのぼりてかれ草黄なるをふめば白雪きららに落ち来るものか一列赤赤ならべるひのきふたゝび卑屈の友らをおもひたかぶるおもひは雲にもまじへかの粘土地なるかの官庁に灰鋳鉄のいかりを投げよ
— 宮沢賢治 『〔卑屈の友らをいきどほろしく〕』 青空文庫
訓導宮沢賢治早くもひとり雪をけりはるかの吹雪をはせ行くは木鼠捕りの悦治なり三人ひとしくはせたちて多吉ぞわらひ軋るとき寅は溜りに倒れゐし赤き毛布にくるまりて風くるごとに足小刻むは十にたらざる児らなれや吹雪きたればあとなる児急ぎて前にすがりつゝ一列遠くうすれ行く
— 宮沢賢治 『訓導』 青空文庫
詩の翻訳の不可能は、この一列によつても解るのである。
— 萩原朔太郎 『詩の翻訳について』 青空文庫
一同座敷の片側へ一列にならんで順々拝が始まる。
— 寺田寅彦 『祭』 青空文庫
それから新入生一人一人に総長が握手をするというので、一列に並んで順々に繰出して行った。
— 寺田寅彦 『ベルリン大学(1909-1910)』 青空文庫
窓の下に一列のスチームヒーター。
— 寺田寅彦 『病院風景』 青空文庫
子供の頃、寒月の冴えた夜などに友達の家から帰って来る途中で川沿いの道の真中をすかして見ると土の表面にちょうど飛石を並べたようにかすかに白っぽい色をした斑点が規則正しく一列に並んでいる。
— 寺田寅彦 『追憶の冬夜』 青空文庫
作例 · 標準
子供たちは先生の指示で、きれいに一列に並んだ。
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商店街の福引には、朝から一列に人が並んでいた。
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この公園の桜の木は、入り口からずっと一列に植えられている。
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