政治理論
せいじりろん
名詞
標準
political theory
文例 · 用例
(アナーキストとの分離、マルクス主義的転換に関する論争激甚を極めたる時代、一面、福本主義的政治理論の文芸理論の領域における移入の時代、日本プロレタリア芸術連盟の分裂、労農芸術家連盟の結成、同連盟の分裂、前衛芸術家同盟の結成等。
— 宮本百合子 『『文芸評論』出版について』 青空文庫
「われわれは政治理論の究明やブルジョア文学の批判のみに満足せず、それらをたずさえて労働者農民の生活と闘争にじかに触れようと試みているのではないか」と。
— 宮本百合子 『文学に関する感想』 青空文庫
こうして倒閣運動で林内閣を倒して近衛内閣を生まれさせたという気持ちの政民両党ではあっても、義理にも近衛内閣支持とまで行くことが出来ず、そうかと云って又ぞろ近衛内閣反対を称えるだけの積極的な政治理論は持ち合わさぬので、やむを得ず是々非々主義の類で態度を曖昧にしていなければならなくなっている次第だ。
— 戸坂潤 『近衛内閣の常識性』 青空文庫
山川均の労芸を政治的に利用しようとした野心的企てに==山川の政治理論に==賛成のものと不賛成のものとが分れたのだ。
— 宮本百合子 『ニッポン三週間』 青空文庫
この論文は、青野季吉の善意の所産であり、プロレタリア文芸理論に歴史的役割をもったにもかかわらず、当時彼が翻訳していたレーニンの「何を為すべきか」の政治理論をそのまま芸術運動にあてはめて来て立論したところに、重大な未熟さがあった。
— 宮本百合子 『婦人と文学』 青空文庫
この青野季吉の論文がモメントとなって、ひきつづき『文芸戦線』『プロレタリア芸術』に発表された谷一、中野重治、鹿地亘、久板栄二郎等の論文は、「ただ青野季吉の政治理論を福本の政治理論によって代えたものにすぎなかったのである。
— 宮本百合子 『婦人と文学』 青空文庫
戦時の要求に応ずる文化部門の身構へといふ意味とは別個に、また、政治理論の芸術的扮装などと混合しない範囲で、国家は速かに演劇統制に乗り出してほしい。
— 岸田國士 『演劇統制の重点』 青空文庫
漸進的な段階を飛びこした革命的な政治理論は議会とは別のところに存在する。
— 坂口安吾 『咢堂小論』 青空文庫