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骨頭

こっとう
名詞
1
標準
文例 · 用例
聞怯じよりはまだしもであるが、士分の真骨頭の無い事は同様である。
幸田露伴 蒲生氏郷 青空文庫
苟も英雄の氣象あり、豪傑の骨頭あるものは、『大丈夫命を造るべし、命を言ふべからず』と豪語して、自ら大斧を揮ひ、巨鑿を使つて、我が運命を刻み出して然る可きなのである。
幸田露伴 努力論 青空文庫
朱雲の手紙に「獨眼龍ダヨ」と頭註がついてあつたが、自分はたゞ單に、ヲートルローの大戰で誤つて一眼を失つたのだらう位に考へて、敢て其爲めに千古の眞骨頭ナポレオン・ボナパルトの颯爽たる威風が、一毫たりとも損ぜられたものとは信じなんだのである。
石川啄木 雲は天才である 青空文庫
朱雲の手紙に「独眼竜ダヨ」と頭註がついてあつたが、自分はたゞ単に、ヲートルローの大戦で誤つて一眼を失つたのだらう位に考へて、敢て其為めに千古の真骨頭ナポレオン・ボナパルトの颯爽たる威風が、一毫たりとも損ぜられたものとは信じなんだのである。
石川啄木 雲は天才である 青空文庫
本書に收むる所實は未だ其如何なるかを知らないが、恐らく其眞骨頭を示すものであらう。
吉江喬松 山岳美觀 青空文庫
ただ岡本の漫画にも、東洋的な伝統に返ろうとする傾向が最近特に顕著で、そこが日本人のオリジナルなところだと言えないこともないが、ナンセンスは伝統を破るところに、真骨頭を発揮するとも言えるので、何となく新鮮味の欠如を感じさせる。
平林初之輔 昭和四年の文壇の概観 青空文庫
二十歳代に人を斬った、その李白の真骨頭が、この時躍如としておどり出たのであった。
国枝史郎 岷山の隠士 青空文庫
悪さにかけても人一倍、善事にかけても人一倍、これが彼の真骨頭であった。
国枝史郎 名人地獄 青空文庫