勘定台
かんじょうだい
名詞
標準
cashier's desk
文例 · 用例
入口の勘定台の女の鋼鉄のような指が動くたびに、金銭登録器がすばらしい音をたてて開閉した。
— 吉行エイスケ 『女百貨店』 青空文庫
書籍、学生、勘定台、これらはみな借金取りの亡霊のように私には見えるのだった。
— 梶井基次郎 『檸檬』 青空文庫
そして、勘定台の方へふらふらと行き、黒い皮の大きな財布から十銭白銅十枚出した。
— 織田作之助 『雪の夜』 青空文庫
実際に百貨店の娘さんたちの動きを見ていると、陳列台や勘定台の間を終始動いている動きは、劇しくせわしいけれども、動きそのものとして実に小刻みで小さい。
— 宮本百合子 『今日の生活と文化の問題』 青空文庫
それも、一人ずつ女たちを見廻していくうちに、勘定台にいる女もヴァイオリンを弾いている女もすべてが男だった。
— 横光利一 『旅愁』 青空文庫
勘定台の女は遠くから女給たちの成績を探るように、鋭くちらちらと眼を女たちの上に光らせた。
— 横光利一 『旅愁』 青空文庫
信吉は煉瓦埃りのくっついたままのズボンで列の後にくっついて、辛棒づよく一歩ずつ動き、先ず勘定台で十二カペイキ払って受取の札を貰い、今度はパンをうけとるために続いてる列に立った。
— 宮本百合子 『ズラかった信吉』 青空文庫
店先には高い勘定台の後ろに若い眇の男が一人、つまらなさうに佇んでゐる。
— 芥川龍之介 『あばばばば』 青空文庫
作例 · 標準
「お会計はあちらの勘定台で承ります。伝票をお持ちください」
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古びた旅館の勘定台には、使い込まれて黒光りする算盤が置かれていた。
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勘定台の前に列ができてしまい、店員が申し訳なさそうに頭を下げている。
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「うわっ、勘定台に財布を忘れてきちゃった! ちょっと戻ってくるね」
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