関の山
せきのやま
表現名詞頻度ランク #40076 · 青空 194 例
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文例 · 用例
その上、もう気がたるみ、筋が弛んで、早や歩行くのに飽きが来て、喜ばねばならぬ人家が近づいたのも、たかがよくされて口の臭い婆さんに渋茶を振舞われるのが関の山と、里へ入るのも厭になったから、石の上へ膝を懸けた、ちょうど目の下にある滝じゃった、これがさ、後に聞くと女夫滝と言うそうで。
— 泉鏡花 『高野聖』 青空文庫
何一つ腕に覚えがあるじゃなし、人の隙を窺って、鈎の先で船室小盗でもするのが関の山だ。
— 有島武郎 『かんかん虫』 青空文庫
まあ、生れて三十何年以上にもなる読者だけが、ああ、あの松か、と芸者遊びの記憶なんかと一緒にぼんやり思ひ出して、つまらなさうな顔をするくらゐが関の山であらうか。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
其上、もう気がたるみ、筋が弛んで、早や歩行くのに飽が来て喜ばねばならぬ人家が近いたのも、高がよくされて口の臭い婆さんに渋茶を振舞はれるのが関の山と、里へ入るのも厭になつたから、石の上へ膝を懸けた、丁度目の下にある瀧ぢやつた、これがさ、後に聞くと女夫瀧と言ふさうで。
— 泉鏡太郎 『高野聖』 青空文庫
そんな順平を山菓子盗りは哀れにも笑止千万にも思い、河豚料理で人を殺した位で死刑になってたまるものか、悪く行って過失致死罪……という前例も余り聴かぬから、結局はお前の主人が営業停止をくらう位が関の山だろうと慰めてくれ、今はこの人が何よりの頼りだった。
— 織田作之助 『放浪』 青空文庫
朱砂にして雨ふりながす朝の道山片附けば北の関見ゆふかみどり櫨の木かげに佇つ見れば童女は愛し母によく似て玉名郡関の山家は築畦の石塊黒く夏まけにけり朱砂ながらさびし山家の壁のいろ薄日蒸したり母の関町北九州雑唱宰府道筑紫の、櫨の木原、木原には夕光満ち、夕光に鷽鳥啼けり。
— 北原白秋 『夢殿』 青空文庫
そんな順平を山菓子盗りは哀れにも笑止千万にも思い、河豚料理で人を殺した位でそうなってたまるものか、悪く行って過失致死罪……という前例も余り聴かぬから、結局はお前の主人が営業停止をくらう位が関の山だろうと慰めてくれ、今はこの人が何よりの頼りだった。
— 織田作之助 『放浪』 青空文庫
いろいろ考えたあげく、いつか喫茶店でやったように、手を握るということを思いつくのが関の山だった。
— 織田作之助 『青春の逆説』 青空文庫
作例 · 標準
「給料日前だから、これ以上安くするのは関の山だよ」と店主に苦笑いされた。
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今の実力では、予選を突破して決勝トーナメントに進むのが関の山だろう。
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毎日残業をしても、溜まった仕事をなんとか納期に間に合わせるのが関の山だった。
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