相恩
そうおん
名詞
標準
文例 · 用例
極く贔屓目に見ても、三代相恩の旗本八万騎のだらしのないのに反して、三多摩の土豪出身でありながら、幕府の為に死力を竭したのは偉い、と云ふ評がせい/″\である。
— 池田屋襲撃 『大衆維新史読本』 青空文庫
匐へば立て、立てば歩めと、我が年の積るをも思はで育て上げし二十三年の親の辛苦、さては重代相恩の主君にも見換へんもの、世に有りと思ふ其方は、犬にも劣りしとは知らざるか。
— 高山樗牛 『瀧口入道』 青空文庫
何と申しても、高力家は、三代相恩の御主」「いえ/\三代相恩でも、兄玄蕃が手討になり、嫁の關まで殺されました」「えツ」「この上の義理立ては祖先への不孝になります。
— 十手の道 『錢形平次捕物控』 青空文庫
まして三代相恩の高力左近太夫樣、今必死の大難に遭はれるのを、臣たる者が、素知らぬ顏で居られようか」「――」「安穩に生き永らへるより、忠節に死ぬのが武士の本望だ。
— 十手の道 『錢形平次捕物控』 青空文庫
「私は言わば金で売られた身体で、三代相恩の家来でも、殿様の奥方でも御座いません。
— 野村胡堂 『裸身の女仙』 青空文庫
何と申しても、高力家は、三代相恩の御主」「いえいえ三代相恩でも、兄|玄蕃が手討になり、嫁の関まで殺されました」「えッ」「この上の義理立ては祖先への不孝になります。
— 十手の道 『銭形平次捕物控』 青空文庫
まして三代相恩の高力左近太夫様、今必死の大難に遭われるのを、臣たる者が、素知らぬ顔で居られようか」「…………」「安穏に生き永らえるより、忠節に死ぬのが武士の本望だ。
— 十手の道 『銭形平次捕物控』 青空文庫
三代相恩の主君、その奥方が助けてくださいと仰せある。
— 佐々木邦 『苦心の学友』 青空文庫