迦羅
から
名詞
標準
文例 · 用例
迦羅久邇之薬之業者習雖底日宇固加奴倭魂。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
要するに少しずつ根気よく彫って行くのが法で、いくら焦っても急いでも、半月や一月で倶利迦羅紋々の立派な阿哥さんが無造作に出来上るというわけにも行かないのです。
— 岡本綺堂 『三浦老人昔話』 青空文庫
『今昔物語』に、支那の聖人|宮迦羅、使者をして王后を負い来らしめ、犯して妊ませた話あり。
— 田原藤太竜宮入りの話 『十二支考』 青空文庫
また倶梨迦羅竜王支那で黒竜と訳し、不動明王の剣を纏い居る。
— 田原藤太竜宮入りの話 『十二支考』 青空文庫
唐の不空が詔を奉じて訳した『金剛恐怖集会方広軌儀観自在菩薩三世最勝心明王経』という法成寺からツリを取るほど長い題目の仏典に、摩訶迦羅天は大黒天なり、象皮を披き横に一槍を把る云々。
— 鼠に関する民俗と信念 『十二支考』 青空文庫
そのお礼を申上げに来ましたという紋々倶利迦羅なんどが、眼の色を変えて三等急行の改札口みたいに押かけて来る。
— 夢野久作 『近世快人伝』 青空文庫
この一軍、上流の迦羅鳴起の渡をわたる。
— 大町桂月 『國府臺』 青空文庫
もしそれ南枝の梢に短冊の昔を愛する振舞いに至っては、必ずしも歌句の拙きを嗤うを要せぬ、倶利迦羅紋紋の兄哥にもこの風流あるは寧ろ頼もしからずとせんや。
— 柴田流星 『残されたる江戸』 青空文庫