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根方

ねかた異読 ねがた
名詞
1
標準
root
文例 · 用例
妻は早く死に、陽のさす暖い山ふところの香高い橘の木の根方に泰らかに葬ってある。
岡本かの子 富士 青空文庫
「そして只今、この大地は、四度目に来た冷い時期の、そのまた中に幾たてもこまかく冷温のきざみのある、ちょうどその二つ目の寒さの峠を下り降った根方の陽気の続いている時期にあるのでございます」 まめ桜はひと年の五月に一度咲き、同じその頃、三光鳥はこの裾野の麓へ来て鳴く。
岡本かの子 富士 青空文庫
代りに親猪の怒れる顔面を翁は保与のついた山松の根方に見出した。
岡本かの子 富士 青空文庫
深山榛の木の根方にうち倒れた、醜い空骸は、土に還ると共に、根方に寄生して、そこから穂のような花をさし出すおにくという植物になった。
岡本かの子 富士 青空文庫
ざわざわ鳴り続け出した蘆洲の、ところどころ幾筋も風筋に当る部分は吹き倒れて泡をたくさん浮かした上げ潮が凪ぎあとの蘆洲の根方にだぶつくのが覗ける。
岡本かの子 渾沌未分 青空文庫
蘆の根方に住んでいる小|鰻がそれに取りつく、環をそっと引き上げて、未練に喰い下って来る小鰻を水面近くまでおびき寄せ、わきから手網で、さっと掬い上げる。
岡本かの子 渾沌未分 青空文庫
水泳場のある材木堀も界隈の蘆洲の根方もたっぷりと水嵩を増した。
岡本かの子 渾沌未分 青空文庫
彼が家の横なる松、今は幅広き道路のかたわらに立ちて夏は涼しき蔭を旅人に借せど十余年の昔は沖より波寄せておりおりその根方を洗いぬ。
国木田独歩 源おじ 青空文庫
作例 · 標準
大木は、しっかりとした根方を地中に張って立っていた。
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植物の根方は、水分や養分を吸収する重要な役割を担っている。
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歯の根方が炎症を起こし、激しい痛みに襲われた。
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