曳家
ひきや
名詞
標準
building relocation (without disassembly)
文例 · 用例
思ひきや此藝當を見ながら『ヤア、これは珍らしい處で』と景氣よく聲をかけて入て來た者がある。
— 国木田独歩 『湯ヶ原ゆき』 青空文庫
驚愕くと思ひきや、彼はいと腹立たし氣に顏を顰めて『難船?
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
全く無人島と思ひきや、何處ともなく、トン、トン、カン、カン、と恰も谷の底の底で、鐵と鐵とが戞合つて居るやうな響。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
わたしがこれから説かうとする小夜の中山は、前にもいふ通り、古来の紀行や和歌で有名で就中かの西行法師の『年を経て又越ゆべしと思ひきや、命なりけり小夜の中山』の歌が最もよく知られてゐる。
— 岡本綺堂 『小夜の中山夜啼石』 青空文庫
始て江戸に上る途中で、おもひきやさしも名高き富士のねも 麓を雲の上に見んとは 綱浄と云ふ歌をよんだ。
— 森鴎外 『俳句と云ふもの』 青空文庫
周囲の環境と著しく違った色彩はその動物の敵となる動物の注意をひきやすく従ってそうした敵の襲撃を受けやすいわけである。
— 寺田寅彦 『柿の種』 青空文庫
野ネズミは働き者のクモを四ひきやとって、昼夜をとわず布をおらせました。
— LITTLE TINY OR THUMBELINA 『おやゆび姫』 青空文庫
お噺を始めると思ひきや、又私がそんなことを云ひ出したので、美智子と艶子さんは焦れ度ささうに同じやうに首を振つて、「嫌々又兄さんはそんな事を云つて人をだまさうと思つてるのよ。
— 牧野信一 『嘆きの孔雀』 青空文庫
作例 · 標準
古い歴史的建造物を保存するため、曳家工法で別の場所へ移築した。
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あの大きなビルも、かつては街区を移動させるための曳家工事が行われたのだ。
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都市開発に伴い、住民たちの家屋が曳家によって新しい敷地に移されている。
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ウィキペディア
曳家、曳屋(ひきや)とは、建築物をそのままの状態で移動する建築工法。建築物の移設(もしくは移築)の一手法である。引舞、曳舞とも称す。
出典: 曳家 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0