半ダース
はんダース
名詞名詞-の形容詞
標準
half-dozen
文例 · 用例
それから或る日、町中を探し歩いてやつと見つけたのが、藥屋が主の寫眞材料店、名|刺形の乾板の半ダース、現像液に定着|液、皿、赤色|燈、それだけは懇願の末、祖母から資金を貰つたのだつたが、胸を躍らせながら、押入へもぐり込んで乾板を裝置して、庭の景色などを寫してみた一|枚、二|枚、三|枚。
— ――私の寫眞修行―― 『寫眞と思ひ出』 青空文庫
新子も、草履を買ったり、好みの帯止めを買ったり、ドロンウォークの麻のハンカチーフを、半ダース買ったり、実用というのではない、形のピチリとした足袋を買ってみたり、そうした消費は、女性にとっては不思議な魅力を持った快楽である。
— 菊池寛 『貞操問答』 青空文庫
「あの家は本とはお医者さんで、移転したてに家の塀の角へ看板を出さしてくれとタウルを半ダース持って頼みに来た、」というと、「そんなら僕も看板を出さしてもらおうかナ」といった。
— 内田魯庵 『最後の大杉』 青空文庫
「アナーキストの看板じゃタウルの半ダースぐらいじゃ引受けられない」といって笑った。
— 内田魯庵 『最後の大杉』 青空文庫
たいして知りたくもない近所の人たちの日常を半ダースも聞かされたが。
— A SCANDAL IN BOHEMIA 『ボヘミアの醜聞』 青空文庫
靴下を半ダース買って置いたら、すぐ失くなってしまった」 この温和な、無慾な男が有益な仕事をうまくさせようとして努力しているのに、周囲の誰も彼もがその仕事に対して軽率な冷淡な態度をとってそれを破壊させつつある有様はゴーリキイの心を痛めた。
— ――幼年時代・少年時代・青年時代―― 『マクシム・ゴーリキイの伝記』 青空文庫
なか子が家へ入りこんで二年目位から、店のなかは砂が乾いてしまつたやうに品物が一つならべの状態で、ハンカチも半ダースと同じものを注文されると、ていさいの悪い断りやうをしなければならない程、品物がどうも手薄になつてしまつて、嘉吉の立居ふるまひにどう云ふものか活気がなくなつてゐた。
— 林芙美子 『朝夕』 青空文庫
富岡は、またゝくまに、半ダースばかりのビールを空にして、女に、二階へ引きずりあげられて行つた。
— 林芙美子 『浮雲』 青空文庫
作例 · 標準
市場で新鮮な卵を半ダース買ってきた。
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半ダースのパンは、家族四人にはちょうど良い量だ。
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あれ、イチゴまだあったかな?うん、半ダースくらい残ってるよ。
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