指掛け
さしかけ
名詞
標準
文例 · 用例
脅かしでもなんでもない、江戸を立つとき指掛けになったのを、これから一手ずつ飛脚便で指し継ごうという約束をして来た、笹野と彼の将棋は長考で名が高い、一番に二十三日という記録がある、これが一手ずつ手紙に書いて、広島と江戸を飛脚の往復で指そうというのだから、なん年かかるか、幾ら昌平の世でも桁外れである。
— 山本周五郎 『風流化物屋敷』 青空文庫
そんなら起請か、懸もするてや、好し、天も地も照覧あれ、指かけ小かけ、嘘云ふものは手の指腐され、好し、そんなら入つて見よう。
— 木下杢太郎 『南蛮寺門前』 青空文庫
だが、もし捕まれば腕一本ヘシ折られるか、五本の指をヘシ折られるか、軽いところで中指かけて二本は不具にされるだろう。
— 長谷川伸 『一本刀土俵入 二幕五場』 青空文庫