曠々
こうこう
形容詞-たる副詞-と頻度ランク #19014 · 青空 7 例
標準
extensive
文例 · 用例
」 と、この第四のパンクの時に、それこそ私たちはもう曠々とした平野の耕作地に辷り込んでいた私たち自身を見た。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
べつに勉強がしたいなどという殊勝な心ではなかった、ただこの陰気くさい長屋よりも、曠々とした学校が百層倍も居心地よかったのだ。
— 本庄陸男 『白い壁』 青空文庫
文化十二年版の『武蔵野話』は巻首に「武蔵野は十郡に跨りて、西は秩父根、東は海、北は河肥(川越)、南は向が岡都築ヶ原にいたるとなん、東北に筑波山、北二荒山、赤城山、吾妻山、西北に浅間山、西南に多摩山、不二山、箱根、大山を眺め、東に山を見ざるのみにて、曠々たる高原の地なり」と記してある。
— 木暮理太郎 『望岳都東京』 青空文庫
――けれど、曠々しい衆人の中である。
— 吉川英治 『源頼朝』 青空文庫
きょうの棟上げの式に、兄の頼朝から、大工の棟梁に馬を引けと――あの曠々しい人なかで――酷い命をうけた時の気もちはどんなであったろうか。
— 吉川英治 『源頼朝』 青空文庫
そこで秀吉は近日のうちに彼を伴って、曠々と上る手筈もしていたところなので、その日取りのまま、直家と一緒に立った。
— 第五分冊 『新書太閤記』 青空文庫
曠々とゆけ」 と、餞別けした。
— 第六分冊 『新書太閤記』 青空文庫
夜学校を出た時真暗らだと思われていた空は実際は初冬らしくこうこうと冴えわたって、無数の星が一面に光っていた。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
作例 · 標準
曠々たる原野を馬で駆け抜け、目的地を目指した。
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彼の心には、曠々たる理想が広がり、誰もそれを阻むことはできなかった。
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曠々たる宇宙の神秘に、人間は畏敬の念を抱かずにはいられない。
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