出端
では
名詞頻度ランク #1708 · 青空 79 例
標準
chance of going out
文例 · 用例
彼がチア公園の落葉の森を出端れて街の太陽の光の中に出た時、彼の古マントの袖は破れ、下駄の緒は切れ、木の根で痛めた指からはなまなましく血が滲んで居た。
— 岡本かの子 『伯林の落葉』 青空文庫
」「ここですか、ここは、一つ目の浜を出端れた、崖下の突端の処ですが、」「もう、夜があけましたのでございますか。
— 泉鏡花 『悪獣篇』 青空文庫
あの山の出端に一組、いま毛氈を畳み掛けているのがありましょう――ああ一人酔っている。
— ――(前題――楊弓) 『ピストルの使い方』 青空文庫
――自分が引添うているようで、現在、朝湯の前でも乳のほてり、胸のときめきを幹でおさえて、手を遠見に翳すと、出端のあし許の危さに、片手をその松の枝にすがった、浮腰を、朝風が美しく吹靡かした。
— 泉鏡花 『怨霊借用』 青空文庫
――夜泣松というのが丘下の山の出端に、黙った烏のように羽を重ねた。
— 泉鏡花 『若菜のうち』 青空文庫
次の皿の来る間、窓の下を眺めていた均平は、ふと三台の人力車が、一台の自動車と並んで、今人足のめまぐるしい銀座の大通りを突っ切ろうとして、しばしこの通りの出端に立往生しているのが目についた。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
次に出羽は『いでは』で、出端の義と解せられる。
— 太宰治 『津軽』 青空文庫
これも奥の方は、陸奥と同じく、久しく異民族住居の化外の地で、これを出端と言つたのであらう。
— 太宰治 『津軽』 青空文庫
作例 · 標準
彼の出端(外出の機会)を狙って、サプライズパーティーを企画した。
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今日は天気が良いので、絶好の散歩の出端(外出日和)だ。
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騒ぎを聞きつけた彼は、すぐに物陰から出端(顔を出す機会)を窺った。
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標準
musical accompaniment for an actor going on stage
作例 · 標準
舞台に登場する役者の出端(出囃子)に合わせて、音楽が始まった。
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歌舞伎の舞台では、役者の出端(登場時の音楽)は演出の重要な一部です。
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彼の華麗な出端(登場シーン)は、観客の期待を大いに高めた。
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