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攻め口

せめくち異読 せめぐち
名詞
1
標準
method of attack
文例 · 用例
白糸縅に胡麻幹小札、この大鎧を一着し、真紅の鉢巻をムズと締め、黄母衣に木地の鞍置かせ、浅黄手綱の黒駒に乗ったは、濃州|方県の城の主、明石播磨之介|貞朝であったが、「談天門の攻め口は、わが手にて候うぞ」 と大音に呼ばわり、カラカラと笑って通りすぎた。
国枝史郎 あさひの鎧 青空文庫
原城の出丸は、鴨の首のかたちに海に突きだした尾崎の突端、裾通りに狭い細谷をへだてたむこうの松林の中にあり、橋本左京というのが出丸の大将で、千人ばかりで守り、鍋島信濃の軍勢が攻め口をとっていた。
久生十蘭 ひどい煙 青空文庫
けれどもそのなかにあって余吾源七郎は動かなかった、かれは右翼の攻めくちにしがみついていた、二度まで退却をうながされたが、その部下と共に必死と攻め口を確保していた。
山本周五郎 青竹 青空文庫
掟に触れた罪によって食禄半減、しかし天王寺の攻め口を死守した功に対して五百石の加増があった。
山本周五郎 青竹 青空文庫
国峰を屠ってひた押しに攻め寄せた武田軍は、外塁を蹂躪して城外へ逼ったが、そのとき大手の攻め口に新しく堅固な壕が掘られてあるのを発見した。
山本周五郎 一人ならじ 青空文庫
はげしい斉射につづいて斬って出る城兵のすさまじいたたかいぶりは悪鬼とも羅刹とも云いようがない、それがどの攻め口をついてもおなじだった。
笄堀 日本婦道記 青空文庫
攻め口はわずかに、この河原と、安中から下後閑の山道を経てかよう二口しかないのである。
吉川英治 篝火の女 青空文庫
「そちを瀬田口の総大将に、義経を宇治川のほうの攻め口の大将に命じたのも、頼朝の心のあるところ、不覚をとるなよ」 この弟へは、何をいうにも気の措けない姿である。
吉川英治 源頼朝 青空文庫
作例 · 標準
敵の守備は固く、我々が攻め口を見つけるのは困難だった。
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