駆け込み訴え
かけこみうったえ
名詞
標準
bypassing normal legal procedures and making a direct appeal to a top official (Edo period)
文例 · 用例
この絵図面にあるとおり、屋敷の裏門前に怪しい死人がござるゆえお出まし願いたいと、駆け込み訴えをして帰ったんで、さっきから不思議に思って考えているんじゃねえかよ」「いっこうに不思議はないね。
— 子持ちすずり 『右門捕物帖』 青空文庫
駆け込み訴えがあったら考えることはねえ。
— 子持ちすずり 『右門捕物帖』 青空文庫
この間の経緯には、面白い話も沢山ありますが、それはグイと端折って、いよいよ、上州屋の佐吉は、女房殺しとしてお所刑になろうと決った日の夕方、南町奉行所へ駆け込み訴えをしたものがあります。
— 第六夜 人形の獄門 『新奇談クラブ』 青空文庫
――ね親分、相手がいやな事をしあがると、ここからは眼と鼻の間の龍の口御評定所へ駆け込み訴えをするからそう思え――と言って下さい。
— 御落胤殺し 『銭形平次捕物控』 青空文庫
「ざまア見あがれ、明日は龍の口の評定所へ駆け込み訴えだ。
— 御落胤殺し 『銭形平次捕物控』 青空文庫
見え隠れに八をつけてやるから、すぐ番所へ駆け込み訴えをしろ、お係り同心が出役になっているはずだ。
— 雪の夜 『銭形平次捕物控』 青空文庫
あの三文字屋の娘――お美乃とかいうのが、南の御奉行所へ駆け込み訴えをやりましたぜ」「何?
— 刑場の花嫁 『銭形平次捕物控』 青空文庫
駆け込み訴えもモノによりけりだ」 平次はそう言いきって、心の底から淋しさを感じておりました。
— 刑場の花嫁 『銭形平次捕物控』 青空文庫
作例 · 標準
お奉行様の行列に割って入り、村の窮状を駆け込み訴えした若者は、厳罰を覚悟していた。
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太宰治の『駆け込み訴え』を読み、ユダの複雑に揺れ動く執着心と絶望に圧倒された。
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組織の規律を無視した社長への駆け込み訴えは、時に社内のパワーバランスを激変させる。
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