観念的
かんねんてき
形容動詞
標準
conceptual
文例 · 用例
而も猶一方、その「修辞的」だけにも安住しきれないものがあつて、かくて観念的要求といふかそれとも宗教的要求といふかともあれさうした要求と、修辞的要求とは互ひに反動的関係に立つて、個人の内部で鬩ぐのである。
— 中原中也 『詩と現代』 青空文庫
然るに茲に、観念的な、或ひは宗教的な要求の達成といふことよりも、修辞的、心理的要求の達成といふことの方が、遥かに多くの人の歯に合ふといふことがある。
— 中原中也 『詩と現代』 青空文庫
これ芭蕉の句が、一般に観念的と言われる理由で、この点蕪村の印象的、客観的の句風に対してコントラストを示している。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
例えば小督局の廃跡を訪うて咏んだという句、うきふしや竹の子となる人の果 の如きも、理解のない鑑賞で見る限りは、単なる観念的の俳句であって、子規のいわゆる月並臭の駄句にしか感じられない。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
つまり観念的な理窟に義理立てしなかったから――今でもこういうものを作ったら便利だと思うんだが」 はじめ、かなり私への心遣いで話しかけているつもりでも、いつの間にか自分独りだけで古典思慕に入り込んだ独り言になっている。
— 岡本かの子 『東海道五十三次』 青空文庫
多角形の辺を増せば円に近づくごとく、観念的な言葉の辺を増すことによって、その人間に迫ることが出来ると、一応考えられるが、しかし、多角形が円になるのは幾何学の夢に過ぎない。
— 織田作之助 『夜の構図』 青空文庫
観念的に言えば、それは信吉の良心の苛責ということになるだろうが、しかし、……、いや思えば作者はいくらか先廻りし過ぎた。
— 織田作之助 『夜の構図』 青空文庫
その時代にはまだ水を観念的に取扱うていたから、そして水を味うよりも自分に溺れていたから。
— 種田山頭火 『水〔扉の言葉〕』 青空文庫
作例 · 標準
彼の提案は観念的すぎて、具体的な実行計画が見えてこないね。
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この議論は、観念的な話に終始しそうだ。
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もう少し、観念的な思考を深めるべきだと思うよ。
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標準
theoretical
作例 · 標準
その解決策は観念的には素晴らしいけれど、現実には難しいだろう。
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観念的な知識だけでなく、実践的な経験も非常に重要だよ。
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彼はいつも、観念的な枠組みの中で物事を捉えがちだね。
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