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掛幅

かけふく
名詞
1
標準
文例 · 用例
南天荘主は頃日田内の裏書のある楽翁侯の歌の掛幅を獲たさうである。
森鴎外 伊沢蘭軒 青空文庫
わたくしは良子刀自所蔵の掛幅に於てこれを読むことを得た。
森鴎外 伊沢蘭軒 青空文庫
宸翰は大字の掛幅と色紙とであつた。
森鴎外 伊沢蘭軒 青空文庫
藤原期は、天平弘仁の彫刻隆盛の後をうけて絵画興隆の機運に恵まれた時代であり、一方には壁画をはじめとして大小の掛幅が作製され、又一方には宮廷生活の需要に応じた「源氏物語絵巻」のような絵巻物の類が創作せられた。
高村光太郎 美の日本的源泉 青空文庫
いずれも色彩美のよろこびに溢れたものであって、壁画掛幅のような建築との色彩調和に俟つものは当然の事としても、絵巻物のような単独鑑賞の絵画にしても「源氏物語絵巻」の如きは「つくり絵」と謂われる胡粉ぬり重ねによる色彩の諧和豊麗を志している。
高村光太郎 美の日本的源泉 青空文庫