法に触れる
ほうにふれる
表現動詞-一段
標準
to violate the law
文例 · 用例
何も穴の中に住んで、毛皮の着物を着ておれば刑法に触れるというわけではないのに、そうすることができない。
— 平林初之輔 『文芸は進化するか、その他』 青空文庫
彼は某大学の法科を出たので、相当に法律の知識に富んで居たと見え、「他人の秘密をあばくなら、刑法に触れるから、それを覚悟でやるがよい」という意味の捨科白を残して、さっさと帰って行きました。
— 小酒井不木 『暴風雨の夜』 青空文庫
「どうも、まことに相すみません、一体この女はねどうも足りないもんでございますから、この間も行方知れずになったりなんぞして……いくら家にいるもんでも、御法に触れるようなことをしたんなら、仕様がございません、充分お調べ下さった方が手前共も証が立って嬉しゅうございます。
— 宮本百合子 『小村淡彩』 青空文庫
何一つ法に触れるような事をしていない。
— 甲賀三郎 『支倉事件』 青空文庫
重武は十八の年にはもう女と酒を知って、身を持崩し、二川家を飛出して、それから兄の名を騙って、方々で金を借り倒し、危く刑法に触れる事まで仕出かして、二十の年に放浪の旅に出て、爾来三年間、時々兄に無心を吹きかけては、旅を続けているのだった。
— ――二川家殺人事件 『黄鳥の嘆き』 青空文庫
その間の務めは報酬なしに、あるいは法律観念なしに行われる、すなわち温かき愛情より溢れ出たもので、朝夕この間の関係をまっとうせんがために、こうすれば法に触れる、ああすれば「民法」何条に差支えないかといっていれば、一家存在の基礎がどうなるであろう。
— 新渡戸稲造 『自警録』 青空文庫
『酢川おとし』の行為は法に触れるべきものであるが、『酢川おち』の現象は村民にとつては無くてはならぬ、謂はば一つの年中行事の如き観を呈するに至つた。
— 斎藤茂吉 『念珠集』 青空文庫
ですから役人が法律を適用して本来「良心」と「常識」とに従って行動した人々をして法に触れることなからしめる苦心に向かっては大いに敬意を表します。
— 末弘厳太郎 『役人の頭』 青空文庫
作例 · 標準
軽率な発言が、不注意にも法に触れる内容であった。
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彼は、過去に法に触れる行為で逮捕された経験がある。
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「そんなことをすれば、法に触れることになりますよ!」友人が彼を止めた。
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