院展
いんてん
名詞
標準
文例 · 用例
実際二科院展の開会日に蒸暑くなかったという記憶のないのは不思議である。
— 寺田寅彦 『烏瓜の花と蛾』 青空文庫
毎年の文展や院展を見に行ってもこういう自分のいわゆる外道的鑑賞眼を喜ばすものは極めて稀であった。
— 寺田寅彦 『津田青楓君の画と南画の芸術的価値』 青空文庫
二科会や院展も噂を聞くばかりで満足しなければならなかった。
— 寺田寅彦 『帝展を見ざるの記』 青空文庫
院展もちょっと覗いてみた。
— 寺田寅彦 『二科会その他』 青空文庫
そういう絵が院展に限らず日本画展覧会には通有である。
— 寺田寅彦 『二科展院展急行瞥見記』 青空文庫
実際二科院展の開会日に蒸し暑くなかったという記憶のないのは不思議である。
— 寺田寅彦 『からすうりの花と蛾』 青空文庫
五階には時々各種の美術展覧会が催される、今の美術界の趨勢は帝展や院展を見なくてもいくぶんはここだけでもうかがわれる、のみならずそういう大きな展覧会に出ない人たちの作品まで見られる便利がある、そして入場は無料である。
— 寺田寅彦 『丸善と三越』 青空文庫
なぜ仲間が、土牛をすぐれた作家だと強調することをしなかつたのか、そして奥村土牛といふ作家に院展に「孤猿」といふ性質の作品を描かせておいて平然としてゐたかといふことに疑をもつ、当然世に押しださなければならない作家は、画商の手を藉りるまでもなく、作家同志の協力と愛情に依つて行はれるべきであらう。
— 美術論・画論 『小熊秀雄全集−19−』 青空文庫