藁仕事
わらしごと
名詞動詞-サ変
標準
making things out of straw (winter work for farmers)
文例 · 用例
寒い冬の晩で、藁仕事をしながら一家の者が薄暗い電燈の下に集っている時、農村の話をし社会主義の話をしたものである。
— 黒島傳治 『小豆島』 青空文庫
卯平は熱心に藁仕事をする時は自分で炊事をするのは時間が酷く惜しくも成つたり、面倒にも成つたり、唯獨のみで※然として居ると情なくもなつたりするので、平生は再び一同と一|緒に箸を執ることにしたのである。
— 長塚節 『土』 青空文庫
私らは、その庭で藁仕事をしている老人に、熊の皮のわけを問うと、これはきのう富士ヶ崎峠の右脇の谷に、穴住まいしていた大熊を三頭一時に撃ち取り、けさ皮を剥いて干したばかりだと答えるのである。
— 佐藤垢石 『香熊』 青空文庫
私は、藁仕事なぞの仕掛けてある物置小屋の方に邪魔にならないように居て、桟俵なぞを尻に敷きながら、この光景を眺めた。
— 島崎藤村 『千曲川のスケッチ』 青空文庫
冬の間この地方の農民は主として藁仕事に日を過すらしいのであるが、氏はそれを丹念に調査して、その材料費、労働時間などの数字をかかげた後、「右は僕の村の農家が冬の副業に筵を織ったり縄を綯ったりして働く労賃が、幾らになるかを調べて見たのである。
— 中谷宇吉郎 『雪』 青空文庫
「私は納屋の中に居りました、母屋から廊下で續いた納屋で、其處で藁仕事位はいたします、――子供達は隱れん坊をして居たやうで、聲だけ聞えて居りました。
— 隱れん坊 『錢形平次捕物控』 青空文庫
作例 · 標準
冬の農閑期には、農家の人々がわら仕事に精を出す。
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囲炉裏端でわら仕事をする祖父の姿が、今でも目に焼き付いている。
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わら仕事は、昔ながらの知恵と技術が詰まった作業だ。
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