国民兵
こくみんへい
名詞
標準
militiaman
文例 · 用例
私は第二国民兵の、しかも丙の部類であるから、その時の査閲には出なくてもよかったらしいのであるが、班長にすすめられて参加したのだ。
— 太宰治 『鉄面皮』 青空文庫
服装というものは不思議なもので、第二国民兵の服装をしていると、どんな人でも、ねっからの第二国民兵に見えて来るもので、職業、年齢、知識、財産などのにおいは全然、消えてしまって、お医者も職工さんも重役も床屋さんも、みんな同年配の同資格の第二国民兵に見えて来るものである。
— 太宰治 『鉄面皮』 青空文庫
まずしい身なりをしていても、さすがに人品骨柄いやしからず、こいつただものでない、などというのは、あれは講談で、第二国民兵の服装をしているからには、まさしくそのとおり第二国民兵であって、そこが軍律の有難いところで、いやしくも上官に向って高ぶる心を起させない。
— 太宰治 『鉄面皮』 青空文庫
私はその日は、完全に第二国民兵以外の何者でもなかった。
— 太宰治 『鉄面皮』 青空文庫
――私はとにかく長髪を守っていたのであるが、やがて第二国民兵の私にも点呼令状が来た。
— 織田作之助 『髪』 青空文庫
正三は昨年、国民兵の教育召集を受けた時ほどにはもう驚かなかった。
— 原民喜 『壊滅の序曲』 青空文庫
正三は昨年、国民兵の教育召集を受けた時ほどにはもう驚かなかつた。
— 原民喜 『壊滅の序曲』 青空文庫
パリの騒然とした街の様子が彼独特の詳細な筆致でかかれているあとに、市役所のアーク燈に照らされた大階段にぎっしりとつめかけて国民兵の募集に応じようとしている市民の群が描写されている。
— 宮本百合子 『折たく柴』 青空文庫
作例 · 標準
急な敵襲に備え、村の若者たちは国民兵として訓練を受けることになった。
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歴史小説の中で、農民たちが国民兵として武器を取り立ち上がる場面を読んだ。
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その国では予備役としての国民兵制度があり、定期的な招集が行われる。
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